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不動産売却コラムCOLUMN

中古戸建の建物減価率と不動産査定!はじめの一歩で差がつく査定方法

不動産査定をおこない中古戸建を売却するなら、建物減価率や査定方法の基礎理解が不可欠です。特に、机上査定と訪問査定の違いを把握するだけでも、売却価格を左右する大きなポイントになります。本記事では「正確な査定が成功のカギ」とされる中古戸建の特徴から、初心者でも無理なく高値を目指せる実践的なステップまで、不動産のプロの視点を交えながらわかりやすく解説。築年数やリフォーム歴によって査定額がどう変わるのか、その具体例を知ることで、あなたの大切な住まいをより有利に手放すヒントがきっと見つかるはずです。

 

中古戸建の売却は“正確な査定”が成功のカギ

中古戸建の売却は“正確な査定”が成功のカギ

中古戸建を納得のいく価格で売却するには、まず不動産会社による査定で適正な価格帯を把握することが重要です。査定とは、市場で「このくらいなら売れるだろう」という価格を専門家が算出する作業を指します。査定額は売出価格を決める指標であり、売却後の計画にも大きく影響します。査定が不正確だと、売却活動が長引いたり想定より低い価格での売却を余儀なくされたりするため、正確な査定がまさに成功のカギとなるのです。

 

不動産査定とは何か?初心者でもわかる基礎知識

不動産査定とは、不動産の市場価値を専門家が評価し金額を提示することです。多くの場合、不動産会社の担当者が物件の情報を基に「おおよそ3ヶ月以内で売れるであろう価格」を算出し、売主に提示します。査定は無料で行われるのが一般的で、売却を検討する際の第一歩ともいえます。

査定額を出す際には、物件の様々な要素が考慮されます。基本的なポイントは次のとおりです。

 

  • 立地条件

最寄り駅やバス停からの距離、周辺の商業施設や教育環境、治安など

  • 物件の規模

土地の広さ、建物の延べ床面積、間取り配置

  • 築年数

建物の経過年数と構造

  • 周辺の取引事例

近隣で類似する中古物件が過去にいくらで成約したか

  • 公的評価額

固定資産税評価額や路線価など公的な指標

  • 市場動向

不動産市況のトレンドや景気動向

 

初心者の方は「査定」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は自宅が今どのくらいの価格で売れそうかをプロに見てもらうことです。査定結果はあくまで予想価格ですが、これを参考に売出価格を設定することで、相場とかけ離れた価格設定を防ぐことができます。

なお、不動産会社による査定は宅地建物取引業法に基づくサービスであり、不動産鑑定士が行う正式な「鑑定評価」とは異なります。鑑定評価は細密な手法で算出されますが時間と費用がかかるため、売却時にはまず不動産会社の査定で十分と言えるでしょう。

 

不動産のプロが見る“中古戸建”特有の強みと弱み

中古戸建には新築にはない強みと弱みが存在します。不動産のプロは査定の際、これら中古戸建特有のポイントにも注目しています。以下に中古戸建の主な強みと弱みを挙げます。

 

中古戸建の主な強み

  • 土地の価値が見込める

戸建の場合、土地は経年で劣化しないため資産価値を維持しやすい点が強みです。特に浜松市中央区・浜松駅徒歩圏のような人気エリアでは、古い建物でも土地の需要が高く評価されます。

  • 価格面の手頃さ

新築に比べて購入価格が抑えられるため、買い手にとってコストパフォーマンスが良い物件として映ります。売主にとっても「手頃な価格設定で広い層の買い手を狙える」強みになります。

  • 現物を確認できる安心感

建物が既にある分、買主は実物を内覧して状態を確認できます。周辺環境や隣家との距離感も事前に把握でき、新築にはない安心材料となります。

  • リフォーム済みなら付加価値

過去にリフォームやリノベーションを施している場合、設備や内装が新しく保たれていれば「すぐ快適に住める家」として高評価につながります。

 

中古戸建の主な弱み

  • 経年劣化による不安

築年数が経った建物は屋根・外壁の傷みや水回り設備の古さなど劣化が避けられず、買主は将来的な修繕費を織り込んで考えます。耐震性も旧耐震基準(1981年以前)だと敬遠される場合があります。

  • 間取りや設備の古さ

昭和~平成初期築の家では、間取りが現代の生活様式に合わなかったり断熱性能が低かったりします。「古さ」は価格減額要因になりえます。

  • 維持管理コスト

古い戸建は新しい住宅に比べて光熱費がかかったり、白アリ対策や配管交換など維持費用が生じたりします。買主がそうしたコスト負担を嫌気すると、その分価格交渉でマイナスになります。

  • 解体リスク

極端に古い家屋の場合、買主によっては「更地にして新築したい」と考えることもあります。その場合、建物部分の価値は事実上ゼロ評価となり、土地値のみでの査定になります。

 

土地価格査定を自らやってみましょう⇒自分で出来る土地価格査定!公示地価・路線価等で誰でも即算出可能

 

不動産会社のプロは査定時に、上記のような中古戸建の強み・弱みを一つひとつ見極めます。たとえば「駅近だが建物が古い物件」であれば、土地の高い需要を加味しつつ建物は減点評価する、といった具合です。逆に「築古でもリフォーム履歴があり状態良好な物件」は、通常の古家よりプラス査定されます。また法令面もチェックポイントです。増改築により建ぺい率オーバー等の違反がないか、再建築不可など公法上・権利上の制限がないかも確認されます。買主が安心して購入できる中古戸建であるほど査定額は高くなりやすいのです。

 

机上査定 vs. 訪問査定|それぞれのメリット・デメリットを知ろう

机上査定 vs. 訪問査定|それぞれのメリット・デメリットを知ろう

不動産査定には大きく分けて「机上査定」(簡易査定)と「訪問査定」(現地査定)の2種類があります。それぞれ査定方法や精度、所要時間が異なり、メリット・デメリットがあります。不動産売却の初心者であれば、まずは机上査定でおおまかな相場観を掴み、次に訪問査定で具体的な価格を確認するのが一般的な流れです。この章では机上査定と訪問査定の特徴を理解し、上手に活用するポイントを見ていきましょう。

 

スピーディーな机上査定:相場感をつかむ最初のステップ

机上査定とは、実際に物件を見ずに机上のデータのみで算出する簡易的な査定方法です。物件の所在地、土地・建物面積、間取り、築年数といった基本情報や、周辺の成約事例、公示価格などを入力することで最短即日で概算の査定価格が分かります。インターネット上で申し込める「オンライン査定」もこれに当たります。手軽に依頼でき、担当者と直接会わずに済むため近隣に売却を検討していることを知られにくいのもメリットです​。

かんたん自動査定

※当社の【かんたん自動査定】も同様に机上査定となります。

 

机上査定の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

 

  • メリット(机上査定)

依頼の手間が少なくスピーディーに結果が得られる。複数の不動産会社に同時に査定を依頼して比較することも容易で、市場相場をつかむのに役立つ。また訪問対応が不要なためプライバシー面でも安心感があります。

  • デメリット(机上査定)

現地確認がない分、査定精度は訪問査定に劣ります。各物件固有の長所短所(リフォーム状況や日当たり、周辺環境の細かな特徴など)が反映されないため、実際の売却価格とズレが生じる可能性が高い点には注意が必要です。机上査定の結果はあくまで参考価格程度に留め、鵜呑みにしないことが大切です。

 

机上査定は「とりあえず自宅がいくら位で売れるのか知りたい」という段階で非常に有用です。浜松市中央区エリアでも、多くの不動産会社がオンラインや電話での簡易査定サービスを提供しています。まずは机上査定でおおまかな相場レンジを把握し、その上で「本当に売却する」と決めた際には次の訪問査定へと進むと良いでしょう。

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訪問査定で見極める“建物の本当の価値”

机上査定で概算価格を掴んだら、次は訪問査定で建物の現況を踏まえた正確な査定額を算出してもらいましょう。訪問査定では不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、室内外の状態や周辺環境をチェックした上で評価を行います。

訪問査定の流れとしては、まず所有者立ち会いのもと担当者が現地調査を行います。具体的には以下のような点を確認します。​

 

  • 建物の外観状態

屋根・外壁の塗装剥がれやヒビ、雨漏りの形跡はないか。基礎や柱に欠陥がないか

  • 室内の状態

床や壁の傷み、水回り(キッチン・浴室・トイレ)の設備の古さや動作状況。住宅設備のグレード

  • 日当たり・眺望

方角や周囲の建物配置による採光・通風の良し悪し。窓からの景色

  • 騒音やニオイ

交通量や周辺施設からの騒音、公害の有無。閑静さ

  • 周辺環境

接道状況(道路幅や方位)、駐車場の有無、近隣の生活利便施設までの距離など

  • 増改築やリフォーム履歴

増築部分が適法か、過去にリフォームしていればその内容(新品同様の箇所があればプラス評価)

  • 敷地や権利関係

境界標の有無、越境物の有無、敷地形状。権利関係で問題がないか

 

担当者はこれらを細かくチェックし、必要に応じて写真撮影や寸法計測も行います。その後、事務所に持ち帰ったデータと机上調査の情報を総合して精度の高い査定価格を算出します。

訪問査定のメリットは、なんといっても査定額の信頼性が高いことです。実地で確認した情報に基づくため、「シロアリ被害があり評価ダウン」「庭木が立派で印象が良いのでプラス査定」といった個別事情まで反映された現実的な価格が提示されます。担当者に直接疑問をぶつけられるのも利点で、査定額の根拠や売却戦略の相談もその場で可能です。加えて、査定を依頼した不動産会社や担当者の人柄・対応を実際に見る機会にもなるので、「信頼できるパートナーか」を見極める材料にもなります。

 

一方、訪問査定のデメリットとしては時間と手間がかかる点が挙げられます。机上査定のように即日回答とはいかず、訪問日の調整から査定報告まで通常1週間程度を要します。また自宅に他人を招く形になるため、事前の片付けや掃除など多少の準備も必要です。複数社に訪問査定を依頼するとその分スケジュール調整や対応が煩雑になるデメリットもあります。しかし前述のように精度面で得られるメリットは大きいため、本格的に売却する際には訪問査定は避けて通れないプロセスと言えるでしょう。

 

ワンポイント:机上査定と訪問査定の上手な使い分け

初めて不動産を売る方は、まず机上査定で複数社の概算価格を取り寄せて比較し、その中から信頼できそうな会社に訪問査定を依頼するのがおすすめです。こうすることで情報を比較検討しやすくなり、妥当な価格帯を見極めやすくなります。訪問査定の結果をもとに売却を依頼する会社を決めれば、その後の売却活動を安心して任せることができるでしょう。

 

建物減価率が左右する中古戸建の査定額|計算方法と注意点

建物減価率が左右する中古戸建の査定額|計算方法と注意点

中古戸建の査定額を考える上で避けて通れないのが建物の減価(減価率)です。新築時に100あった建物価値も、築年数の経過とともに徐々に目減りしていきます。査定額では、この「どの程度価値が減少したか」がしっかり考慮されます。不動産初心者の方でも、減価率の基本を理解しておくことは大切です。この章では、築年数だけにとらわれない減価率の正しい理解ポイントと、リフォームやメンテナンスによる減価対策について解説します。

 

築年数だけじゃない!減価率を正しく理解するポイント

建物の価値は築年数に応じて下がっていくものですが、その下がり方(=減価率)は築年数以外の要因も影響します。基本的な指標として、日本の税法では建物の法定耐用年数が定められており、木造住宅は22年、鉄筋コンクリート造住宅は47年とされています。耐用年数が尽きる頃には資産価値が大きく目減りするイメージで、木造住宅の場合は築22年を超えると評価額が急低下し、築25年以上になると査定上は建物価値ゼロの「古家」と見なされるケースも多いのです。実際、「木造住宅は22年で資産価値が約10%程度まで下落する」というデータもあります。

しかし、減価の度合いは築年数だけで一律に決まるものではありません。正しく理解すべきポイントは以下のとおりです。

 

  • 構造の違い

前述のように木造かRC造かで耐用年数が大きく異なり、同じ築20年でも木造とRCでは残存価値に差があります。耐用年数の長い頑丈な構造ほど経年による価値下落が緩やかです。

  • 維持管理状態

定期的にメンテナンスされ良好な状態が保たれている建物は、たとえ築年数が経っていても評価が高くなります。逆にメンテ不足で劣化が激しい場合、築浅でも実質的な減価が進んでいると判断されます。

  • 市場の需要

築古でも味わいのある古民家風住宅が人気だったり、リノベーション素材として価値が見出されたりする場合、市場の需要が減価以上の価格を付けることもあります。浜松市中央区周辺でもエリアや買主の志向によっては「古くてもこの建物に住みたい」という需要が存在することがあります。

  • 法規制の変化

築年数が古い家ほど古い建築基準で建てられているため、現行法を満たさない部分があります。耐震補強が必要な旧耐震住宅や、断熱性能が低い住宅などは、その分買主が手を入れるコストを見込むため価値が下がります。これは築年数そのものより法適合性の問題と言えます。

  • 地域要因

極端な例では、沿岸部で塩害を受けやすい地域の住宅は劣化が早かったり、逆に乾燥した気候で保存状態が良い地域では減価が緩やかだったりします。浜松市は温暖ですが台風時の風雨が強い土地柄でもあり、屋根の傷み具合など気候要因も査定で考慮されます。

 

以上のように、「築○年だから価値△割減」という単純計算ではなく、様々な角度から建物の残存価値が評価されることを覚えておきましょう。査定において減価率を正しく反映するには、プロが現地で状態を確認する訪問査定が不可欠です。築年数だけで悲観する必要はありません。むしろ大切なのは「自分の家はどの程度の価値が残っているのか」を正確に把握することであり、それこそ査定の重要な役割なのです。

 

リフォーム・メンテナンスで差をつける減価率対策

建物の減価は避けられないとはいえ、リフォームや適切なメンテナンスによって価値の目減りを緩和したり巻き返したりすることは可能です。査定額にプラスの影響を与える主なリフォーム・メンテナンスと、その効果を見てみましょう。

 

  • 定期的な外装メンテナンス

屋根・外壁の塗装を定期的に塗り直し、防水処理を施している家は、見た目の印象が良いだけでなく構造躯体の寿命も延びます。雨漏りのリスクが低いことは査定で高ポイントにつながります。逆に塗装の色あせや剥がれが顕著だと「修繕が必要」と判断され減額要因になります。

  • 水回りや内装のリフォーム

キッチンや浴室、トイレなどの設備を交換・刷新してある場合、築年数が多少経過していても「設備年数」が若返るため評価が上がります。特に中古戸建を購入後すぐリフォームしたいと考える買主は多いため、あらかじめリフォーム済みであればその分高い価格で売却できる傾向があります。例えば古い家でもシステムキッチンが新調されていれば「〇年にキッチン交換済み」と査定時にアピールでき、減価を補う材料になります。

  • 耐震補強・断熱改修

旧耐震基準の住宅に耐震補強工事を実施したり、壁断熱やサッシを二重窓にリフォームしたりして性能向上を図ったケースも評価アップにつながります。安全性・快適性の不安材料を取り除くことで、築年のハンデを埋め合わせる効果があります。

  • 清掃・手入れの行き届いた状態

リフォームとまではいかなくとも、日頃から隅々まで清掃が行き届き、庭木の剪定や設備の点検整備を怠っていない住宅は「大事に使われてきた家」として減価率が低めに見積もられることがあります。査定担当者も人間ですから、綺麗に維持された家からは良い印象を受けるものです。

 

ポイントは、買主が入居後にかかる手間や費用をできるだけ減らしてあげられるような改修・手入れがなされているかどうかです。売却前に多額のリフォーム費用をかける必要はありませんが、少しの工夫で査定額を底上げできるケースは多々あります。例えば、数万円程度でできる水栓金具の交換やクロスの部分張替えでも、家全体の印象を大きく向上させることがあります。

ただし、リフォーム費用がそのまま査定額上乗せにつながるとは限らない点には注意しましょう。市場相場を超えて高額なリフォームをしても、その分を価格転嫁できるとは限りません。あくまで減価率対策として費用対効果の高い範囲で行うことが大切です。具体的に何を直すべきか悩む場合は、不動産会社に査定してもらう際に「どの箇所を手入れすれば印象が良くなりますか?」と尋ねてみると良いでしょう。経験豊富な担当者であれば、費用をかけずにできるアドバイスなども教えてくれるはずです。

 

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実際に建物の価値を計算してみましょう

中古戸建の査定を行う際、「建物の金額」がいくらだったのかを正しく見極めることは重要です。特に木造住宅などでは、築年数の経過によって建物価値が大きく下がるため、客観的な算出方法を把握しておくと査定額の根拠が明確になります。ここでは、国税庁や法務局が公表している「経年減価補正率表」(参照:法務局)や「建物の標準的な建築価額表」(参照:国税庁)などを参考に、実際に建物の金額(残価)を計算する方法を2パターンに分けて解説します。

 

建てた・買った時の建物金額が分かる場合

売主様が建物を新築または購入された当時の「建物金額」が分かる場合は、その金額をベースに「経年減価補正率」を乗じる計算が一般的です。たとえば、築年数22年の木造住宅(在来工法)の耐用年数は税法上22年とされており、次の手順で算出します。

 

  • 建物新築(購入)時の建物価格を確認する

契約書類(請負契約書や売買契約書など)に記載された金額を確認します。

  • 経過年数に応じた経年減価補正率を調べる

経過年数に応じた経年減価補正率

築15年の木造住宅の場合、たとえば減価補正率がおおよそ「0.37(37%)」となっています。ここでは計算を単純とするため、メンテナンスの状況やプラス・マイナスの要素を排除して計算します。

 

  • 残存価値の計算を行う

「建物価格 × 経年減価補正率 = 建物の残存価値」

たとえば、新築時の建物価格が2,000万円で、築15年の補正率が0.37の場合は、

2,000万円 × 0.37 = 740万円が目安になります。

  • 土地の価値をプラスして中古戸建としての金額を算出

この記事では、細かな土地の価値の算出は行いませんが、仮に土地の価値が2,000万円の場合は

建物査定価格740万円 + 土地査定価格2,000万円 = 中古戸建としての査定価格2,740万円となります。

 

土地査定の方法はコチラ⇒自分で出来る土地価格査定!公示地価・路線価等で誰でも即算出可能

 

合わせて下記の記事もご覧ください。

公示地価標準地

引用元:国土交通省>不動産情報ライブラリ>JR東海道本線『浜松』駅周辺の公示地価標準地 

不動産情報ライブラリ

不動産情報ライブラリの利用方法や活用方法は、過去のコラムをご参照ください。

不動産購入前必見!不動産情報ライブラリの上手な活用法

 

なお、実際の査定ではリフォーム歴やメンテナンス状況なども加味されるため、この金額がそのまま最終的な査定額になるわけではありません(金額の算出方法は他にもありますので一例としてお考え下さい)。ただし、補正率を用いることで「建物がどの程度の価値を保っているのか」を把握しやすくなるのは大きなメリットです。

無料査定依頼

建物金額が分からない場合

契約書などが手元に無く、正確な建物の価格が分からないケースもあるでしょう。そのような場合は、国税庁が公開している「建物の標準的な建築価額表」(参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/syotoku/joto/pdf/001.pdf)を参考に、建築当時の坪単価や平米単価を推計して新築時の建物価格を割り出す方法があります。

 

  • 標準的な建築価額を確認する

木造・鉄骨造・RC造など構造によって単価は異なります。建築時期や物件の延床面積を考慮し、1㎡あたり何万円かをおおまかに掴みます。

建物の標準的な建築価格表

  • 延床面積・築年数を掛け合わせて仮の新築価格を計算する

たとえば平成22年築の木造住宅で延床面積が120㎡の木造住宅だとして、1㎡あたり15.65万円が標準的な建築価額となりますので、

15.65万円 × 120㎡ = 1,878万円が仮の新築価格となります。

  • 経年減価補正率を掛ける

先ほどと同様に築年数に応じた補正率を掛け合わせて、残存価値を計算します。もし補正率が0.37であれば、

1,878万円 × 0.37 = 約695万円という試算になります。

  • 土地の価値をプラスして中古戸建としての金額を算出

前節同様に土地の査定金額が2,000万円であった場合

建物査定価格695万円 + 土地査定価格2,000万円 = 中古戸建としての査定価格2,695万円となります。

 

このように、実際の査定では計算結果に「リフォームの有無」「周辺相場」「地域の需給バランス」などを加味して、プラス・マイナスの修正を施しながら最終的な査定額を調整していきます。契約書類がない場合でも、一定の根拠をもとに建物価格を割り出せる点がこの方法の大きな強みです。

いずれのケースでも、客観的な資料をもとに建物価値を試算することで、不動産会社との交渉や相談がしやすくなります。書類や計算手順をきちんと整理しておけば、適正価格を設定しやすくなり、最終的な売却活動の成功にもつながるでしょう。

 

不動産のプロが教える“査定方法”活用術と高値売却のコツ

不動産のプロが教える“査定方法”活用術と高値売却のコツ

ここまで査定や減価の基本を見てきましたが、実際に高値売却を実現するには査定結果を上手に活用し、買主に「ぜひこの家を買いたい」と思わせる工夫も必要です。プロが教える査定前後のテクニックを押さえて、ライバル物件に差をつけましょう。この章では、査定前にやるべき3つの準備と、地元密着の不動産会社・松屋不動産販売(家デパ)に相談するメリットについて紹介します。

 

査定前にやるべき3つの準備で印象アップ

査定額を左右するのは客観的な条件だけではありません。査定を行う担当者に「この家は大切に管理されている」「魅力的だ」と感じてもらえれば、その印象は査定額にも反映されやすくなります。査定前に次の3つの準備を行って、プロの目に留まる良い印象作りを心がけましょう。

 

  • 徹底的な掃除と片付け

まず基本は清潔感です。室内はホコリや汚れを可能な限り取り除き、不要な家具や荷物は整理整頓しましょう。床面積が広く見えるよう床に物を直置きしない工夫も効果的です。水回りの水垢やカビは査定担当者にマイナス印象を与えますので、カビ取り剤等で可能な範囲できれいにしてください。ピカピカに磨かれたキッチンや浴室は「きちんと手入れされている家」という好印象を与え、査定時の印象アップに直結します。もちろん購入希望者にも好印象を与えます。

  • 簡易な修繕でマイナスポイントを削減

大掛かりなリフォームは不要ですが、目につく不具合は事前に直しておきましょう。例えば、色あせ・シミがあるクロスの張替え、ぐらつくドアノブの固定、切れた電球の交換など、数千円~数万円程度で直せる箇所は「放置せず直してある」状態にします。こうした小修繕により、「この家はメンテナンスが行き届いている」という印象を与えれば、査定担当者が減点項目を見つけにくくなります。また庭がある場合は草木の剪定や除草を行い、外観の印象も整えておくと良いでしょう。

  • 必要書類とアピールポイントの準備

査定担当者に提示できる書類や情報は事前に揃えておきます。具体的には、登記簿謄本や公図、測量図、建築当時の設計図書、リフォームの履歴がわかる書類・写真、耐震診断やインスペクション報告書があれば用意しましょう。これらは査定の正確性を高めるだけでなく、「売主が誠実で情報開示に積極的だ」という印象を与えます。また、自宅のセールスポイント(陽当たりが良い、収納が多い、リビングを昨年リフォームした等)をメモにまとめて担当者に伝えるのも有効です。査定担当者は複数の物件を見ていますので、売主自ら長所をアピールすることで見落としなく評価に組み込んでもらえるでしょう。

過度のアピールは禁物です

以上の準備をすることで、査定当日の印象が格段に良くなります。実際、同じ築年数・間取りの家でも、掃除が行き届き管理状態の良い家は高めに評価される傾向があります。「塵も積もれば山となる」で、小さな工夫の積み重ねが最終的に数十万円以上の査定額差となって表れることもあります。ぜひできる範囲で実践してみてください。

 

松屋不動産販売(家デパ)に相談するメリットとは

浜松市中央区を中心に不動産売買を手掛ける松屋不動産販売株式会社 家デパ浜松店に査定・売却を相談することで得られるメリットは数多くあります。地域密着で培ったノウハウと手厚いサポートにより、初心者の方でも安心して高値売却を目指せるでしょう。主なメリットを以下にまとめます。

 

  • 地域密着の豊富な実績

松屋不動産販売は昭和60年創業の松屋地所グループの一員で、愛知県から静岡県西部にかけて4店舗を展開しています。浜松市中央区を含む地元エリアの市場動向や取引事例を熟知しており、豊富なデータに基づいた的確な査定と販売戦略の提案が可能です。「地域最大級の不動産情報網」を掲げており、蓄積された情報量が強みです。

  • 充実の購入希望者ネットワーク

グループ全体で個人・法人問わず多数の購入顧客データベースを保有しており、戸建・土地・マンションから収益物件まで幅広く取り扱っています。売却を依頼すれば、こうした潜在的な購入希望者に迅速にアプローチできるため、高く早く売れる可能性が高まります。また、一定期間内に売れない場合でもグループ会社による早期買取保証制度を採用しており、売却失敗のリスクにも備えられます​。

  • ワンストップの専門家サポート

松屋不動産販売株式会社には業界経験10年以上のベテラン営業担当者が多数在籍し、宅地建物取引士はもちろんファイナンシャルプランナーや建築士の資格者も揃っています。売却に伴う資金計画や税金の相談、建物の構造・リフォーム相談まで一気通貫でサポートできる体制が整っており、必要に応じて住宅ローンや法律面の相談もワンストップで対応可能です。インスペクション(建物検査)やホームステージングの手配など、付加サービスも充実しています。

  • きめ細かな対応と信頼の実績

松屋不動産販売(家デパ)は地元密着企業ならではのきめ細かな対応に定評があります。例えば店舗には駐車場やキッズスペースも完備され、送迎サービスもあるなど、来店から相談まで安心できる環境です。女性スタッフも在籍しているため、女性の売主様でも相談しやすい雰囲気づくりがされています​。また、顧客からの接客評価も高く、不動産ポータルサイトで満足度5点満点の評価がつくなど信頼の実績があります。

 

これらのメリットにより、松屋不動産販売(家デパ)に依頼すれば適正で甘すぎない査定額の提示効果的な販売活動で大切な中古戸建を最大限有利な条件で売却できる可能性が高まります。特に浜松市中央区エリアの売却実績が豊富なため、地域特有の事情(駅周辺の需要動向や学区の人気度合い等)も踏まえた戦略を立ててくれるでしょう。査定は無料で相談だけでも歓迎とのことですので、高く売りたいと考えている方は一度気軽に問い合わせてみる価値があります。

不動産仲介業者は売主様と買主様を双方の最大利益へと導きます

 

損をしない中古戸建売却のために今動こう!建物減価率を味方にする戦略

損をしない中古戸建売却のために今動こう!建物減価率を味方にする戦略

中古戸建の資産価値は時間とともに変化していきます。特に築年数の経過による建物の減価や、不動産市況の上下動は待ってはくれません。「損をしない売却」を実現するには、まさに今から行動を起こし、適切なタイミングで売却計画を進めることが重要です。この章では、正しい査定から始まる安心の売却計画と、減価率を味方につけて高く売る戦略について再確認しましょう。

 

正しい査定で始まる“安心の売却計画”

不動産売却の第一歩である査定が正確であれば、その後の売却計画は格段に立てやすくなります。適正な査定価格を把握すれば、どの程度で売れそうか、売却完了までどれくらいの期間を見込むべきか、おおよその見通しが立つからです​。例えば「査定額が2,500万円前後だから、諸経費を差し引いて2,400万円くらい手元に残りそう。その資金で次の住まいを余裕を見て2,000万円迄で探せる」といった具体的な計画を描けるようになります。

正しい査定に基づく売却計画があれば、価格戦略にもブレが生じません。仮に売出し後に反響が少なくても、慌てて大幅値下げする前に「このエリアの相場から見て強気すぎたか?」と冷静に判断できますし、逆に早期に多数の問い合わせがあれば「もう少し高値でも売れたかも?」という検証も可能です。こうした判断材料を持てるのも、スタート時点で信頼できる査定額を把握しているからこそです。

 

また、査定額を把握していれば売り時を逃さずに済むという利点もあります。昨今の不動産市場は金利や景気に左右され、価格が上下しやすい傾向があります。実際、浜松市中央区の中古戸建市場も直近半年で平均売却価格は横ばい、取引件数は増加傾向とのデータがあります。

中古戸建(静岡県)成約・在庫価格推移

出典:中部レインズ>中部圏市場動向>中古戸建 成約・在庫価格推移より

 

令和7年2月3日のコラムです⇒浜松市の中古戸建簡単売却マニュアル!42%増加市場で高値売却を狙う

 

需要が細って価格が下がり始める前に売却しておいたほうが有利な場合もあるのです。査定を依頼すればプロの視点で「今は売り時か?」のアドバイスも受けられるため、安心して売却計画を進める判断材料になります。

要するに、正確な査定額の提示=安心できる売却計画の出発点なのです。将来的に売却を検討しているなら、早めに信頼できる不動産会社に査定を依頼し、資産価値を把握しておくことをおすすめします。それによって心づもりができ、ベストなタイミングで行動を起こせるでしょう。

 

高く売って新たなステージへ:家デパへの依頼が未来を変える

中古戸建の売却はゴールではなく、その先の新たな生活へのスタートでもあります。大切なマイホームを高く売却できれば、次のステージで大きな選択肢と余裕を得ることができます。例えば、売却益をもとに希望通りの新居を購入したり、老後資金に充てたり、家族の夢の実現に近づけたりするでしょう。

その意味で「いかに高く売るか」は売主にとって非常に重要です。ここまで述べてきたように、正確な査定に始まり、適切な減価対策や印象アップの工夫、信頼できる不動産会社のサポートなど、取れる手段はすべて講じるべきです。松屋不動産販売(家デパ)は、そうした高値売却への頼もしいパートナーとなってくれるはずです。地域に根差したプロとして適正価格での売却を実現しつつ、売主様の利益最大化に向けて尽力してくれるでしょう。

 

「売って終わり」ではなく「売って始まる」

これは不動産売却において大切な視点です。中古戸建を納得いく価格で売却できれば、その後の人生設計に大きな弾みがつきます。例えば、住み替え先でワンランク上の暮らしを手に入れたり、手元資金にゆとりが生まれ精神的な安心を得たりと、未来の可能性が広がるのです。

損をしない中古戸建売却のために、そしてあなたの未来をより良いものにするために、ぜひ今すぐ行動を起こしてみましょう。まずは信頼できる不動産のプロに相談し、正確な査定と適切なアドバイスを受けることです。浜松市中央区の中古戸建の売却なら、実績豊富な松屋不動産販売(家デパ)がおすすめです。専門スタッフが親身になって対応し、あなたの家の本当の価値を見極めてくれるでしょう。高く売って新たなステージへ踏み出すために、プロの力を味方につけてください。きっとその一歩が、これからの未来を大きく変えるはずです。

 

 

松屋不動産販売株式会社 代表取締役:佐伯 慶智からの提案

松屋不動産販売株式会社 代表取締役:佐伯 慶智からの提案

みなさん、はじめまして。松屋不動産販売株式会社 代表取締役の佐伯 慶智(さえき よしのり)です。愛知県から静岡県西部に至る地域で、不動産の売買仲介を専門にご相談を承っております。今回のコラムをご覧になった方の中には、「自宅を売るべきか迷っている」「査定額が気になる」という方も多いのではないでしょうか。

 

不動産の売却で成功する鍵は、適正価格を正しく知ることです。松屋不動産販売では、愛知県・静岡県西部エリアに特化した専門性の高い査定を行っています。自分で土地価格査定を試した後は、ぜひプロの意見を参考にしてみてください。スマホで簡単に使える[かんたん自動査定]は無料で即時に査定額がわかるため、「まずは気軽に価格を知りたい」という方に最適です。

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また、「直接プロに相談して詳しく知りたい」「なかなか売れず困っている」という方には、代表の佐伯 慶智をはじめ経験豊富な専門スタッフが丁寧にサポートする[売却査定相談]をご用意しております。

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