家を売る際、築年数が大きな影響を与えることをご存知でしょうか。
一般的に、住宅の築年数が経過するほど、その価値は下がっていきます。
しかし、築年数だけでなく、建物の状態や立地条件も価格に影響を与えます。
この記事では、築年数と家の売却価格の関係性について詳しく解説します。
目次
築年数と売却価格の関係性
1:築10年までの家
築10年以内の住宅は「築浅物件」として人気が高く、売却しやすい時期といえます。
この期間は、建物の価値も比較的高く、相場も安定していることが多いです。
特に、建物のメンテナンスが良好であれば、高値で売れる可能性があります。
また、買い手にとっても大規模な修繕を必要としないため、初期投資が少なくすむのが魅力です。
2:築20年を超えた家
築20年を超えると、建物の価値はほぼゼロに近づくと言われています。
これは、日本の税法上、木造住宅の法定耐用年数が22年と定められているためです。
しかし、土地の価値は残っているため、築20年以上の家を売る際は、土地の価格が重要な要素となります。
特に、一戸建ての場合は、土地の価値が大きく売却価格に影響します。
3:築30年以上の家
築30年以上の住宅は、建物の劣化が進んでいるケースが多く、建物自体の価値がゼロと査定されることが一般的です。
こうした場合、売却時に「古家付き土地」として扱われ、土地の価値のみで価格が決まることになります。
しかし、最近では古民家ブームやDIY需要が高まっているため、古い家でも価値を見出す買い手が増えているのも事実です。
築年数別に見る家の売却のコツ
1:築10年の家を売るポイント
築10年までの家は、建物の価値がまだ残っているため、できるだけ早めに売却を検討するのが賢明です。
また、家の外観や設備がきれいであることが買い手の決断に大きく影響するため、適切なメンテナンスを心がけましょう。
2:築20年を超えた家の売却
築20年以上の住宅では、建物の価値がほぼゼロになるため、土地の価格が売却のメイン要素となります。
古い家であっても、土地の立地が良ければ高値で売却できる可能性があります。
また、リフォームやリノベーションを施して、買い手に魅力的な提案をすることも効果的です。
3:築30年の家の売却戦略
築30年を超えた住宅は、「古家付き土地」として販売されることが一般的です。
買い手にとっては、古家を自分好みにリノベーションする楽しみがあるため、そのままの状態で売却しても買い手が見つかることがあります。
また、解体して更地にしてから売却する方が、早く売れる場合もあります。
まとめ
家の売却において築年数は非常に重要な要素であり、築年数が進むにつれて建物の価値は下がります。
ただし、土地の価値やメンテナンス状況によって、売却価格に大きな差が出ることもあります。
築年数に応じた売却戦略を立て、早めに計画を立てることで、より良い条件での売却が可能となります。
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