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ペット飼育可マンションの室内被害と資産価値低下の原因と対策

ペット飼育可マンションは人気が高く売却価格も高くできる反面、ペットによるフローリングの傷や壁紙の損傷、建具の破損が原因で資産価値が大幅に低下するリスクもあります。 特に、ペットの爪研ぎや室内汚損による被害は、修復費用が高額になることも多く、結果的に価格下落につながりかねません。この記事では、具体的なペットによる室内の被害事例とその対策解説し、物件を高値で売却するための方法を詳しく紹介します。 ペット飼育可マンションの資産価値を守るために、今すぐ確認しましょう!

 

 

ペットによる室内損傷が価格に与える影響

中古マンションは、フローリングの傷や壁紙の損傷などの室内損傷が価格に大きな影響を考えることが多いです。 特に、ペット飼育可のマンションにおいては、そのペットによる汚損で修復費用がかさむため、売却時の資産価値が大幅に低下するリスクがあります。それは、購入者がリフォーム前提で価格交渉を行うため、結果的に売却価格が低下するケースが多いようです。

この記事では、ペットによる代表的な損傷とその修復費用、価格交渉におけるリスクを解説します資産価値を守るための対策も紹介しますので、売却を検討している方はぜひご確認ください。

 

フローリングの傷と修理費用

ペットの爪によるフローリングの傷は、特に木製の床材に対して深刻な被害を与えます。フローリング全体に傷が広がると、部分的な修理ではなく、全面張り替えが必要となるケースも少なくありません。フローリングの修理費用は床材の種類(遮音性能が求められます)や施工範囲によりますが、一般的には8帖程度で15万円から20万円程度かかります。これにより、購入者はその費用を考慮して価格交渉を行い、購入価格を決定しますので、価格下落が避けられないケースも多いです。 売却を考えている場合、フローリングの状態をしっかり確認し、必要であれば早めに修繕することをお勧めします。

 

壁紙の損傷とその修繕

特に、ペットの爪研ぎによる傷や、汚れが染み付いた壁紙は全面張り替えが必要となることが多いです。壁紙の修繕費用は、部屋の広さ、壁量や素材によって異なりますが、一般的には専有面積75㎡位のマンションで50万円から70万円程度かかります。購入希望者は、これらのコストをやはり購入価格に反映させ、それらの費用が交渉材料となります。売主としては、壁紙の汚れやキズなどを出来るだけ付けないようにする事と軽微な汚れなどは貼り替えてしまうことも考えておくようにしましょう。

 

建具やドアの損傷

ペットによる建具やドアの損傷は、特に木製のドアやフレーム下部に多く見られます。 犬や猫がドアを引っ掻いたり、噛んだりすることで、表面が傷つき、見た目だけでなく機能面でも問題が発生してしまう事があります。建具の修理費用はドアの素材や破損の程度によりますが、開き戸を交換した場合、20万円から40万円程度がかかることが一般的です。 購入希望者はこれらの修繕費用を考慮して価格を交渉してくるため、売主としては事前に建具の状態を確認し、必要な修繕(交換ではなく補修)を行っておくことが推奨されます。

 

ペットによる汚損と臭いの問題

ペットによる室内の汚れや臭いは、売却時に非常に大きなマイナス要因となります。 ペットの排泄物による汚れや臭いが不快に感じられるレベルになると、購入者はニオイを元から断つために大規模リフォームを行なったり、ハウスクリーニングを行なったりしなければならなくなります。ペットの臭いが強い場合(数年程度放置した状態)は、ペット臭除去専門のハウスクリーニングが必要で、その費用は10万円から15万円程度かかります。売主としては、ペットの排泄物はこまめに片づけることと脱臭や換気を心掛けて、室内のニオイの定着を防ぎ、売却の際の価格下落の要因とならないように心がけましょう。

 

 

価格低下を防ぐための対策と修繕のポイント

ペット飼育可マンションに関して、ペットによる室内損傷が進むと、資産価値の低下や交渉による価格下落のリスクが大きくなります。 購入希望者は修繕費用を考えて交渉するため、売却価格が大幅に下がる可能性が高まります。ただし、日頃から適切な対策を講じて、将来かかるかもしれない修復費用を抑え、物件の状態を良好に保つことができれば、資産価値の低下を防ぐことが出来ます。例えば、爪研ぎ防止グッズの設置、そして定期的なハウスクリーニングを実施することで、ペットによる室内損傷を防ぎ、資産価値を守るための効果的な対策について紹介します。

 

フローリング保護シートやラグの活用

フローリング保護シートは透明なタイプもあり、インテリアに影響を与えず、目立たずに床を守ることができます。また、ラグを敷いてしまい、ペットがよく歩く場所や、爪を立てやすいエリアを重点的にカバーできます。これにより、フローリングの損傷を防ぐだけでなく、ペットの足が滑りにくい特に、多くでフローリングを保護することで、コストがかかる発生リスクを大幅に軽減できるため、長期的に見て費用対効果の高い対策となります。

爪研ぎ防止グッズの設置

ペットの爪研ぎによる損傷は、特に猫を飼っている場合に深刻な問題になりますが、爪研ぎ防止グッズの導入でこれを予防できます。専用の爪研ぎタワーや、爪を研ぎやすい素材を使った家具を設置することで、ペットが壁紙や建具に爪を立てることを防ぎます。 さらに、壁に義務的な保護カバーも非常に効果的で、ペットが特定の場所を好んで爪研ぎする場合に最適です。の対策事前に実施することで、ペットによる被害を抑え、壁紙や建具の修繕費用を節約することが可能です。

ハウスクリーニングの実施

ペットを飼っていると、飼い主は臭いが段々気にならなくなり、そのことが売却時に大きなネックとなります。 ニオイの感じ方は人それぞれですが、一般的には慣れない方は不快に感じるものです。そこで、プロによるハウスクリーニングを定期的に実施することで、ペットによる汚れや臭いを除去して清潔な状態に保っておくことがマンションを高く売っていく事には重要な事となります。また、専門のハウスクリーニングを行なえば、なかなか手の届きにくい所に入り込んだペットの毛や臭いを簡単に除去できます。これにより物件の清潔さを保つことで、購入者に好印象を与え、価格交渉を有利に進めることができます。

 

 

ペット飼育可能なマンションを売る際の注意点

ペット飼育可マンションを売却する際には、ペットによる損傷や汚れが価格に大きな影響を与えることを考えておかねばなりません。特に、購入者は、ペットによる汚損やニオイを考慮し、リフォームや修繕を行うことを前提に価格交渉を行う傾向にあります。この章では、売却価格が下がるリスクを考えるための具体的なポイントと、事前に行うべき対策を解説します。メンテナンスや、室内の修繕がとても重要ですので、適切な対策を講じることで、資産価値を守り、有利に売却を進めることができます。

 

ペット飼育可のマンションが今人気を博しているのをご存知ですか?是非こちらの記事もご覧ください。

ペット飼育可で高値売却!中古マンションの市場動向と価格上昇の理由

 

 

お住まいの地域でマンションがいくらで売れているかは、国土交通省の不動産情報ライブラリで確認出来ます。

 

 

不動産情報ライブラリの利用方法や活用方法は、過去のコラムをご参照ください。

不動産購入前必見!不動産情報ライブラリの上手な活用法

 

 

購入者はリフォーム前提という考え方を持って価格交渉をする

ペット飼育可マンションを購入する場合、購入者はペットによる損傷や汚れを前提に、リフォームや修繕が必要だと考えることが一般的です。そのため、フローリングの傷や壁紙の損傷、建具の破損など見られる場合、購入者はこれらの修繕費用を考慮して価格交渉を行います。 具体的なリフォームとしては、フローリングの張り替え、壁紙の張り替え、破損した建具の交換などが挙げられますが、これら全てを行うと100万円は最低ラインでかかって来ますので、これらの修繕が必要と判断される場合、購入者はその分を差し引いた価格で交渉をしてきます。全額費用負担するべきかどうかは、その時の状況次第ですが、結果として売却価格が大幅に下がるリスクがあります。逆に言えば、物件の状態を維持して、軽微なものであれば事前に修繕して、物件の状態を整えることで、価格交渉を有利に進めることが可能です。

 

費用がかさむ水回りの設備を丁寧に使って価格を維持

ペット飼育可能なマンションで特に注意すべきなのが、水回りの設備です。一見すると、これら設備周りはペットの汚損が少ないように思うかもしれません。ですが、キッチンの扉などは爪とぎやかじられたりもします。また、システムバスや洗面化粧台なども同様の被害にあったり、ペットの体毛を詰まらせて、配管を痛めたりもします。

 

皆様もご存知の通り水回り設備の修理や交換は費用がかさみ、キッチンのリフォームでは数十万円、浴室やトイレの修繕費用も数十万円以上かかることが一般的です。ですので、売却前に水回り設備の状態を確認し、必要に応じてクリーニングや軽微な修繕を行うことが、購入者に安心感を与えます。常日頃から設備を丁寧に使い、定期的なメンテナンスを行うことで、大掛かりな修繕や修理を減らすことが出来て、最終的には交渉を有利に進めることができます。

 

 

ペット飼育可マンションの室内被害と資産価値低下の原因と対策:まとめ

ペット飼育可能なマンションには人気がありますが、ペットによる室内の損傷が資産価値に大きな影響を与える可能性があります。 特に、フローリングの傷や壁紙の損傷、建具の破損といった問題が発生しやすく、これらが原因で価格が下がることがよくあります。購入者はリフォームや修繕を前提に価格交渉を行うため、結果として売却価格が安くなる可能性があります。

 

この記事では、価格低下を防ぐための具体的な対策として、フローリング保護シートやラグの活用、爪研ぎ防止グッズの設置、そして、定期的なハウスクリーニングの実施が推奨されています。特に、水回り設備の故障や不具合も、資産価値を大きく棄損する可能性があるため、これらを丁寧に扱うことが重要です。良い条件での売却が結果として高値売却につながります。適切な対策を講じ、安心してマンションの売却を進めましょう。

 

 

松屋不動産販売株式会社 代表取締役:佐伯 慶智からのアドバイス

不動産売却を成功に導くために、早めの準備が鍵となります。

 

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