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不動産売却コラムCOLUMN

管理不全空き家と特定空き家の違いを解説します!

管理不全空き家と特定空き家の違いが分からず、放置した場合の責任や対策が不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
相続や不動産の売却を検討している方、あるいは空き家の所有者で今後の対応に悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

 

管理不全空き家と特定空き家の違いとは?

管理不全空き家と特定空き家は、どちらも放置された空き家ですが、法的定義や税制上の扱い、さらには所有者に求められる責任などが大きく異なります。
それぞれの特徴を理解することで、適切な対応を検討することができます。

 

1:管理不全空き家

管理不全空き家は、特定空き家とは異なり、特定の基準を満たしていない空き家です。
具体的には、以下のいずれかの状態に該当する空き家を指します。

・倒壊等の危険性がある
・衛生上有害な状態である
・景観を著しく損なう
・近隣の生活環境に悪影響を及ぼす

 

2:特定空き家

特定空き家は、管理不全空き家の中でも、さらに厳しい基準を満たした空き家です。
具体的には、以下のいずれかの状態に該当する空き家を指します。

・倒壊等の危険性が高く、放置すれば近隣住民の生命・身体に危険が及ぶ可能性がある
・衛生上有害な状態であり、放置すれば公衆衛生に悪影響を及ぼす可能性がある
・景観を著しく損ない、周辺地域の価値を低下させている
・近隣の生活環境に悪影響を及ぼしており、放置すれば社会生活に支障をきたす可能性がある

 

3:税制上の違い

管理不全空き家と特定空き家の最も大きな違いは、税制上の扱いでしょう。
管理不全空き家は、特定の要件を満たせば固定資産税の減額措置を受けられます。
しかし、特定空き家は、このような税制上の優遇措置は一切受けられません。

 

 

特定空き家や管理不全空き家が増加する要因とは?

 

1:社会的な要因

まず、社会的な要因としては、人口減少が挙げられます。
日本の少子高齢化は、空き家増加の一つの大きな要因です。
高齢化が進むにつれて、空き家を所有する高齢者が亡くなり、相続人が管理を放棄したり、売却が難航したりするケースが増加しています。

 

2:経済的な要因

経済的な要因としては、不動産価格の低迷や相続税の負担などが挙げられます。
特に地方都市では、不動産価格が低迷し、空き家を売却しても利益が出ないケースが多く見られます。
また、相続税の負担が大きいため、空き家を所有したまま相続人が管理することを諦めてしまうケースも見られます。

 

3:個人的な要因

個人的な要因としては、所有者の事情による放置や、管理能力の不足などが挙げられます。
相続で空き家を所有したものの、管理能力が不足しているために放置してしまうケースや、遠方に住んでいて管理が難しいために放置してしまうケースも考えられます。

 

4:法律の改正

特定空き家問題に対する法律の改正も、増加の一因と考えられます。
特定空き家に関する法律が改正され、所有者に管理責任が求められるようになったことで、放置していた空き家の所有者が、管理費用や改修費用などの負担を懸念して、放置状態を続行するケースも増加しています。

 

まとめ

管理不全空き家と特定空き家は、どちらも放置された空き家ですが、法的定義や税制上の扱い、そして所有者に求められる責任などが大きく異なります。
特定空き家は、管理不全空き家の中でも、さらに厳しい基準を満たした空き家で、放置すれば近隣住民の生命・身体に危険が及ぶ可能性があるなど、深刻な問題を引き起こす可能性があります。

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