相続や引っ越しの際には、所有している不動産が必要なくなる場合があります。
そして、その不動産を空き家として放置している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、近年空き家の増加が社会問題となっており、空き家を特定空き家に指定されると税金を多く支払わなければならないというような不利益が生じます。
そのため、空き家のまま放置するならば不動産売却がおすすめです。
ところが、いざ不動産を売却する際は、複雑な点や注意しなければならない点が多くあります。
この記事では、そのような不動産売却の注意点について紹介しますので、必要ない不動産を持っている方は必見です。
不動産売却時の注意点3つ!
1.余裕を持ったスケジュールを立てる
不動産売却の際には余裕のある売却スケジュールを立てるようにしましょう。
「不動産をこの日までに売却する」という期限を設けてしまうと、急いで売却しなくてはいけなくなる可能性があります。
そうなると買主からの値下げ交渉を受け入れてしまったり、売り出し価格を低く設定したりすることになりかねません。
本来の価値よりも低い値段で売却しないために、余裕を持って売却活動しましょう。
2.内覧前の事前準備は入念に
不動産を購入する方の多くは、実際に不動産がどのような状態か確認するために内覧して購入するかどうか決めます。
その際に、良い印象を与えられるようにきれいに掃除することを徹底しましょう。
特に注意してきれいにしておきたいのは、「玄関」「水回り」「リビング」「収納スペース」です。
また、できるだけ荷物が少ない状態で内覧してもらうことで、部屋が広く感じるので、片付けもしておきましょう。
3.売却後の確定申告を忘れずに
不動産を売却した際に、その不動産の取得費用と売却費用よりも売却額が上回り、利益が生じた場合、譲渡所得税が発生します。
そうなると確定申告して税金を納める義務があります。
しかし、3,000万円の特別控除を利用すれば、譲渡所得税を納めなくても良くなる可能性もあるので、必要書類や確定申告の期間をしっかり調べておきましょう。
不動産の種別ごとに紹介!売却する際のポイントとは?
不動産といっても一戸建てとマンションとでは違います。
それぞれ売却する際の注意点は異なるので、紹介していきます。
1.一戸建てを売却する場合
一戸建てを売却する場合は、建物の状態に注意しましょう。
築年数が古く劣化も目立っている一戸建ての場合、売り出し価格が相場よりも下回ってしまう可能性があります。
場合によっては、一戸建てを解体して土地として売却する方が良い場合もあります。
2.マンションを売却する場合
マンションを売却する場合には、「他の部屋との差別化」が重要なポイントです。
マンションは、同じような部屋が同じタイミングで売りに出されるケースも多く存在します。
同じような部屋が売りに出されていた場合、安い方を選ぶのが一般的です。
そのため、日当たりの良さや立地の良さ、リフォーム歴などの差別化できる点をしっかり伝えて購入希望者を募りましょう。
まとめ
この記事では、不動産売却時の注意点を紹介しました。
不動産売却の際には、余裕のあるスケジュールを立てること、内覧の準備を入念にすること、確定申告を忘れずにすることが重要です。
また、売却する不動産が一戸建てかマンションかによっても、注意するべきことが異なるので、気をつけましょう。
しかし、不動産売却には他にもさまざまな不安なことがあるでしょう。
そのため、不動産売却をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。