日本は離婚が少ない国と言われていますが、近年の年間離婚率は1.50(人口千対)程度です。
離婚率が低いと言っても毎年、毎月離婚は発生しています。
そして、離婚の際には、財産分与や家をどうするのかなどの問題が発生します。
本記事では、その財産分与の方法や家をどうするのか、家をするタイミングなどを紹介するので、離婚の際の行動が分からない人はぜひ参考にしてください。
離婚の財産分与で家はどうする?財産分与の方法とは?
主に財産分与の方法は2つあります。
家を売却して現金化する
家を物理的に半分に分けることはできませんが、離婚後の財産分与においては家を売却し、得た資金を分ける方法がシンプルでわかりやすい選択肢と言えます。
この方法を選ぶ際は、以下のような状況の場合がおすすめです。
1:離婚後の住宅ローンの支払いが難しい場合
もし住宅ローンの支払いが負担になる場合、家を売却してローンを完済することでその負担を軽減できます。
2:誰も家に住む予定がない場合
もし将来的に誰もその家に住む予定がない場合、家を売却して現金化することで資産を分けやすくする方が得策と言えるでしょう。
もし将来的に婚姻時の家に戻る予定がないのであれば、家を売却して得た資金を使って新しい家を購入するという選択肢も考えられます。
これによって、住宅ローンの完済と同時に新たな家を購入することも可能です。
どちらかが住み続ける
一部の人は、離婚後も自宅に住み続けたい、またはお子様を転校させたくないという理由から住み続けることを望む場合もあります。
もし家のローンが完済している場合、家を住み続ける人は相手に家の半分の価値に相当する現金を支払って財産分与を行います。
しかし、もしローンの残債がある場合、住み続ける人がローンの名義人であるかどうかによって、複雑な問題が生じます。
トラブルを回避し、新たなスタートを切るためには、離婚時に家を売却し清算することがおすすめです。
離婚で家を売るタイミングとは?
では、家を売る場合、タイミングはいつが良いのでしょうか。
1:離婚前
離婚前に売却する場合は、以下のような状況の方におすすめです。
・家の売却完了まで離婚を待てる
・離婚後、お互いのやり取りは控えたい
・離婚後のトラブルはなるべく避けたい
2:離婚後
反対に離婚後に売却する場合は以下のような方におすすめです。
・早く離婚したい
・家はできるだけ高く売りたい
・家を早期に売る必要がなく、離婚後お互いの連絡を取り合うことに抵抗がない
まとめ
離婚の際の財産分与では、トラブルの可能性が伴います。
そのため、しっかりと話し合い、状況を考慮して、トラブルが避けられるような財産分与の方法や家を売るタイミングを探しましょう。
トラブルなく財産分与できると良いですね。