親が亡くなり実家が必要ではなくなった場合、子が実家を売却、または相続します。
しかし、一人っ子の場合、兄弟に相談できず今後どうすれば良いのかなかなか分かりません。
そこで今回は、一人っ子が実家を売却するべきなのか、相続するべきなのか解説します。
実家をどうしようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
一人っ子は実家を売却することと相続することどちらが良い?
実家を相続した後、実家は売却することと相続すること、どちらの方が良いのでしょうか。
本人の条件によってどちらが良いかは変わってきます。
ここでは、実家を売却した方が良い人の特徴を紹介します。
1.実家が遠く管理できない人
一人っ子である場合、兄弟、姉妹がいないため、実家から離れている場所で暮らしていると頻繁に実家に行けなくなり、管理が難しくなります。
そうなると、実家が放置され老朽化が進む一方になってしまうでしょう。
また、実家を相続して売却しないと、実家の管理が難しくなるだけでなく、金銭面においても負担が大きくなってしまいます。
なぜなら、不動産を保持していると、固定資産税や都市計画税などの税金が必要になるからです。
一方で、実家に住み移る予定のある人は、売却せずに相続すると良いでしょう。
2.実家を活用する予定がない
実家を賃貸として活用する方法がありますが、賃貸として利益が出るかどうかは築年数や立地条件に大きく依存します。
そのため、賃貸として活用できないと判断したならば、できるだけ早く売却した方が良いでしょう。
しかし、条件が良く賃貸として活用できそうな場合は、売却せずに活用した方が利益が出る場合もあるので、売却しないことをおすすめします。
一人っ子が実家を相続する際に注意するべきこととは?
一人っ子が実家を売却せずに相続する際は注意することがあります。
1.相続税の支払いは現金で行う
相続税の支払いは、原則現金で行う必要があります。
兄弟、姉妹がいないため、自分のみの資金で支払いができるかどうかを確認しておくことが必要です。
自己資金で支払えない場合は、実家を売却することも視野に入れなければならない場合があるので注意しましょう。
2.相続登記
相続した不動産は名義を変更する必要があります。
しかし、名義人が自分で行う必要があるため注意しましょう。
まとめ
一人っ子が実家を売却するにしても相続するにしても、兄弟、姉妹がいないため、多くの場合、1人ですることになります。
しかし、1人で実家を売却することや相続することは、難しく注意点が多いためかなり手間がかかります。
実家が必要なくなりそうになったら、ぜひ当社にご相談ください。